強迫性障害は遺伝によって親から子へと受け継がれていくのか??
強迫性障害は遺伝する!ということをあなたは聞いたことがありますか??
親も自分と似た症状に苦しめられた、苦しめられているなら余計に気になってしまいますよね。
悩む女性
強迫性障害は遺伝で受け継ぐことはありますか?
先生
今回は遺伝についてお話ししていきます
親子で患うケースはよくある
強迫性障害を親と子の双方が患うということはよくあるケースです。
同じ症状で苦しみこともありますし、違う症状で苦しみこともあります。
親は不潔症で、子は確認行為と異常なまでに数字に囚われてしまうということもありますが私が実際に逢っている人の中では同じ症状で悩んでいる親子の方が多いようにも感じます。
ではこれは遺伝なのか?気になるところですよね。
特定の遺伝子は見つかってはいない
遺伝するかどうかはその特定の遺伝子が実際にあるか?がポイントになるのですが
実際には強迫性障害を直接引き起こす特定遺伝子というものは見つかっておりません。
今後発見で見つかることもあるのですが、現段階では強迫性障害は遺伝によって子へと経由することは考えられません。
それまでの家系ではなにもなかったのにも関わらず急に子供だけ強迫性障害になったケースや、自分以外の親と子は問題ないのに突然発症したケースの方が圧倒的に多く、その血筋との関連性は全く見つかっていないです。
悩む女性
ではどうして強迫性障害を親子で患ってしまうことがあるのでしょうか??
環境による影響が強い
同じ環境によって同じ結果を生み出すことは事在るごとにありますよね。
例えば双子です。双子の身長はほとんど変わりません。これは遺伝子が起因しているのではなく育った家庭環境は全く一緒だからです。
全く同じ年齢で同じ教育を受け同じ食べ物を一緒になって食べることでメカニズムも思考も一緒になります。現に異なった場所で育てられた双子は確かに顔は似ているのですが身長には結構ばらつきがあることなんて良く在ることです。
強迫性障害も一緒で遺伝というよりも同じ環境で生きているということが直接的な影響を相互に与えていると言えそうですね。
本人の遺伝子よりもその人がいる環境によって影響を受けるということですね。
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